homespun

ホームスパン    みちのくあかね会



 


  

「HOME」家で  「SPUN」紡いだ

 

 羊毛を 手染め 手紡ぎ 手織りした

軽く温かい ざっくりとした風合いの織物

 

 岩手のホームスパン技法は

明治時代 綿羊飼育が導入された際に

英国人宣教師によって伝えられた

 

大正・昭和にかけては農家の副業となり

現在は地場産業として生き続けている

 

 その感触は肌に馴染み

丁寧な作りは長くの使用に応える

ありがとうございました!クラウドファンディング


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絵になった「あかね会」と

 今日6/19は昨年の移転二日目の日付です。夏至間近の長い日に後押しをもらい、二日にわたって大移動した快晴のあの日を思い出します。今日もちょうど同じような青い空が晴れ渡っています。
 名須川のあかね会の在りし日の姿を、盛岡の画家の飯坂真紀さんに描いていただきました。タイトルは「あかね会の片翼」です。
 この絵と共に、移転から1年を経た今日のあかね会を撮りました。おかげさまで今日も新社屋で新しいホームスパンは作られています。懐かしの名須川の社屋に見守られて。
 この絵をご覧になりたい方はぜひご見学くださいませ。コースター織体験のスペースに展示しております。また絵葉書は1枚150円であかね会shopなどで販売中です。

ホームスパンができるまで

 

みちのくあかね会のホームスパンマフラーはすべて手作業で作られています。

染め、紡ぎ、織りはそれぞれの工程に分かれて担当しています。

 

原毛

作るものによって羊毛の種類を選ぶ。

染め

原毛を染料で染める。

解毛

手で毛の固まりをほぐす。

カーディング

カード機に通し繊維をそろえる。同時に混色も行う。

紡ぐ

回転をかけ、太さと撚りを調節しながら糸にする。


整経

たて糸の幅の必要な本数と長さを整え、巻き取る。

綜洸通し

たて糸を織りのデザインに合わせて通し、機にセットする。

織る

シャトル(ひ)を使い、たて糸によこ糸を組み合わせて布に織る。

検反・補修

織り違いや結び目が無いかチェックし、手直しをする。

縮絨

お湯に入れて軽く押し洗いし、生地の風合いを出す。



みちのくあかね会について

 みちのくあかね会は戦後、夫を失った女性が暮らしの糧を生み出すための授産施設として始まりました。昭和33年に「盛岡婦人共同作業所」が発足し、そこで製造されたホームスパンを販売するため昭和37年に「株式会社みちのくあかね会」が設立されました。創業50年を越える現在に至るまで、製作のすべての工程はもちろん運営もすべて女性だけで行われている由縁です。

 



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